高槻南部の三島江へ、レンゲ畑を見に行って来ました。レンゲソウ、子供の頃は田んぼに当たり前のように咲いていて、首飾り作ったりしていましたが、今ではすっかり見なくなりました。
三島江の「レンゲの里」は、地元の農家さんなどが昔ながらのレンゲ農法に取り組んでおられて、田植え前のレンゲ畑を一般公開してくれています。
一般公開終了後は、たい肥として田んぼにすき込まれます。レンゲってそもそも肥料になるため田んぼに植えていたんだそうです。
化学肥料が主流になってレンゲ畑が見られなくなりましたが、レンゲ農法は環境に優しい有機農業・循環型農業として再び見直されているようです。
(基本情報)
- 公開期間 令和7年4月6日(日曜日)から令和7年4月30日(水曜日)まで
- 見頃は4月中旬以降
- レンゲの摘み取り不可
- 田・畑への立ち入り不可

(行き方)JR高槻駅南側または阪急高槻市駅北側から市営バス「柱本団地」行きに乗車、「三島江南口」下車、北東へ徒歩約5分
三島江南口のバス停を降りたら、北側(バスが走ってきた方向)にちょっとだけ戻ります。バス停の前にローソンがあるので、ローソンに向かって左です。
ここを入って行きます。レンゲの里ののぼりが目印です。

広い田んぼがいくつかあります。レンゲはいっぱい咲いてるところと咲いていないところ、ちょっと咲いてるところとあります。(撮影日:4月16日)

畑に入ってはいけませんが、細い舗装された道があるのでレンゲを近くで観察できます。

レンゲやシロツメグサなどの豆科の植物は空気中のチッ素を根に取り込み、田んぼの土壌を肥沃にするそうです。キレイだから植えてた訳ではないのですね。
昔の人の知恵って本当にすごいですよね。子供の頃はそんな難しい事は考えず、畑=レンゲ くらいに思っていました。アホでしたねー。

それではレンゲちゃんを見ていきます。




あーこれこれ懐かしい。何年ぶりだろうレンゲ見たの。シロツメグサはそこら辺で見るけど、レンゲって見ないです。

ひろーい。

なかなかの強風で撮るの難しかったです。春はお花がいっぱい咲きますが風も強いんですよねー。

茎がひょろっとしてて長いので、子供のときはこれを編んで首飾り作っていましたよね。作り方は忘れてしまいました。


ミツバチさんお仕事中。

平日昼間だったからか私しかいませんでした。貸切状態。穴場ですね。



派手ではないけど淡い紫色がキレイですよね。

私は厳密ではないですが、ざっくりグルテンフリー生活をしているので、お米の有難みを感じずにはいられない。
そのお米作りにひっそりと貢献してくれているレンゲちゃんには感謝しかない。
考えてみれば、レンゲってお米作りのために咲いたり、ハチミツの蜜源として咲いたり、人間へ貢献するために咲いてくれています。そして咲いた後は土にすき込まれ、田んぼの養分になります。
他者のために咲き、他者のために朽ちる。
そんな「役割」を知ってか知らずか、空に向かって精一杯に咲くレンゲソウ、儚くも美しい。

帰りのバス停は来たときのバス停よりだいぶん南側です。1時間2本くらいなので来たときに帰りの時間見ておくと良いですよ。