毎年六甲山で開催されている「神戸六甲ミーツ・アート」は、六甲山上の複数施設を会場にして現代アート作品を山の自然とともに散策しながら見てまわるイベントです。
六甲山にはこれまでに何回か高山植物園だけ行ったことがありますが、それ以外の場所は未体験なので、アートを道しるべにしながら、まだ行ったことのないエリアを巡ってみることにしました。
1日じゃまわりきれないので、昼パスチケットを買って、2~3回に分けて行く予定です。
今日はその1日目。六甲ガーデンテラス → みよし観音 → 風の教会という感じで、上から順に下っていきます。

平日だったので六甲ケーブルはガラガラです(後ろに何人か座っています)。

高山植物園に行くだけなら六甲ケーブルの往復チケット1,550円買って、山上バスはバスで支払った方が安いですが、今日は何回もバス乗るので回数フリーの東六甲周遊乗車券を買いました。

ミーツアート期間中だけ運行する風の教会方面に行く3系統のバスは始発が11:05~なので、通常の1系統でまずは六甲ガーデンテラスへ行き、ガーデンテラスから3系統のバスで下っていく計画です。(※令和7年9月20日~は3系統の始発が10:25~になるようです)
バス時刻表はこちら。
六甲ガーデンテラスエリア

ガーデンテラスに着きました。ここは無料エリアなのでチケット要りません。かわいいお花がたくさん咲いています。

シュウメイギク(秋明菊)。ガーデン内にたくさん咲いていました。



白水ロコさんの「山の精霊たち」
高いところから六甲山を見守ってくれているみたいですね。

見晴らしのデッキなんですが…

めちゃめちゃ雨降りそうです💧

六甲枝垂れは別途入場料がいるので今日は外観だけ。でもここのメドウガーデンは一度行ってみたいです。
みよし観音エリア

3系統のバスでみよし観音に来ました。この矢印のさきにみよし観音さまがおられますが、アート会場は反対の左側にあります。

受付入ってすぐにいきなり巨大なじーちゃんが横たわっています。このじーちゃんは去年も別の会場にいたそうです。

自動れきしはんばいき。と書かれたガチャガチャ。1回200円。

魚の骨が出てきました。何の魚か分かりませんが、この魚がたしかに生きていた歴史です。


他にもいろいろな作品が展示されています。上の写真の白いひらひらは「かんな屑」らしいです。いわば森に帰ってきた感じ?

奥に進む階段。作品じゃないけど森そのものがアート。

印象的だった作品。石でできた「永遠なる道(山田愛さん)」



うっそうとした森の中に、個性的な作品がいろいろ展示されていました。

ちなみにこちらがみよし観音さまです。有料エリアの外にいらっしゃるのでチケットなくても拝むことができます。ちょっと晴れてきました。観音さま、ありがとうございます。
風の教会エリア

また3系統のバスにのって風の教会に移動しました。風の教会は普段は非公開でミーツアート期間中だけ展示会場として公開されています。安藤忠雄設計の美しい教会です。


岩崎貴宏さんの「Floating Lanterns」
教会内をふわふわとランタンのように漂っているのは、震災や戦争などで失われた建築の記憶の模型だそうです。コンクリート打ち放しの無機質な空間が作品と調和していると思います。この一作品だけでも見に来る価値があると思います。

教会の外にもいろいろ作品が展示されています。




完全に晴れました。みよし観音さま、ありがとうございます(2回目)。ではまた3系統バスに乗って、六甲ケーブル山上駅に戻ります。
天覧台

六甲ケーブル山上駅出てすぐの階段のぼったところにある天覧台も、ミーツアート期間中は有料エリアなんだそうです。ケーブル1本次のにして、ここも見てみます。(普通の人はここを最初にみるみたいです)


ここにも自動れきしはんばいきが。ここは500円でガチャではなく自販機方式。小屋の中にも色々展示があります。

カラフルな飾りがカワイイ。

天覧台から見る神戸。夜パスの人は夜景キレイだと思いますが、カップルだらけかと思われます。
六甲山に咲いていたお花たち
アートの他に六甲山に咲いていたお花たちを撮ってきました。

↑フサフジウツギ(房藤空木)
あちこちでたくさん咲いていました。

↑ツリガネニンジン
ガーデンテラス出て空き地みたいなところに咲いていました。


↑ツリフネソウ(釣舟草)
これもあちこちでたくさん咲いていました。ビジュアルがアートです。


↑ゲンノショウコ(紅花)


↑ゲンノショウコ(白花)
変わった名前ですが、下痢止めの薬草として有名で、飲むとすぐに薬の効果があわれることで「現の証拠」と言われるようになったそうです。東日本には白花、西日本には紅花が多いそうですが、六甲山のあちこちで白花も紅花もたくさん咲いていました。1センチくらいの小さくてかわいらしいお花です。
まとめ

ところどころに郵便ポストがあるんですけど、なんか森にあると普通のポストもエモいですね。
どの会場も良かったですが、今日まわった中ではみよし観音エリアが一番良かったです。深い森の中にある作品が違和感なく溶け込んでいました。幻想的な童話の世界に自分が入っていく感覚でした。

鑑賞チケットを買うと、期間中有料エリアに1回ずつ入れます。入ったらハンコ押されます。数日に分けて行っても大丈夫です。という訳で今日は3か所行ったっと…。
おや?
あ。帰ってから気づいたのですが、風の教会エリアには「六甲山芸術センター」と「旧六甲スカイヴィラ」という別の有料会場があったようです。教会だけ行って帰ってきてしまった。。。
ちゃんと予習して行くべきでした。鑑賞チケットと一緒にもらえる公式ガイドブックも家帰ってからじっくり見たし。家電とかも取説読まないタイプです。
まあまた2回目行くし、行けたら行くわ(←たぶん行かない)。
しかしこれ、2回じゃ無理ぽいですね。森の音ミュージアムと高山植物園はコスパ的に絶対行くべきですが、この2か所だけで1日終わりそうなんですよね。なにせ今まで高山植物園だけで1日終わってますからね。あそこ楽しすぎるんですよ。
次回は日程未定ですが森の音と高山植物園行って、トレイルエリアは…
行けたら行くわ(・∀・)🌸