初めてこの花を見たとき、なんて可愛らしいお花なんだろうと思った。
でもなんか嫌われちゃってますよね。
強いから。
「繁殖力が強すぎる」
「在来種に悪影響」
キレイな見た目だけど、増えすぎた結果厄介な雑草になってしまった。

たしかに繁殖力はすごい。放っておいても根付いて、枯れにくくて、どんどん広がっていく。
もしランタナが、もっとか弱くて、育てるのが難しくて、絶滅危惧種とかだったら。
きっと人は、わざわざ探しに行って、
キラキラした雰囲気のある写真を撮って、SNSに上げたりするでしょう。

でも現実は、
「また生えてる」
「どこにでもいるな」
「なんだランタナか」

強いから、気にかけられない。
人も、少し似ている。
頑張りすぎて、
立ち止まらなくて、
自分で何とかしてきた人ほど、
「この人は大丈夫」
「心配いらない」
って言われる。
そして、気づいたら「配慮の対象外」になっている。

ランタナは、剪定されても、根こそぎ抜かれても、またどこかで芽を出す。
その姿を見て、たくましいと思う人と、厄介だと思う人がいる。
どちらも間違いじゃない。抜いている人は必要性があって抜いているので何も悪くない。

在来種の生態系を壊さない協調性が、ランタナちゃんにあったら良いんだけどねー。
それができる余裕があったなら、きっと、こんなに強くならなくて済んだのかも。
こうならないと生き残れなかったのかな?
嫌われても、問題視されても、今日もランタナは咲いている。
まるで、誰にも頼らず生きてきた人みたいに。

ランタナは、中南米原産の低木で、暑さや乾燥にとても強い植物です。
土質を選ばず、刈られてもすぐに芽を出し、長い期間花を咲かせ続けます。
花は咲き進むにつれて色が変わるのが特徴で、
一つの花房の中に複数の色が混ざることもあります。
その強い繁殖力と生命力ゆえに、日本では野生化し、在来植物の生育場所を奪うことがあるため、「要注意外来生物」として管理や駆除の対象になることもあります。
美しさと強さを併せ持ちながら、
環境によっては「歓迎されない存在」になってしまう――
それがランタナという植物です。
