神戸六甲ミーツ・アート4日目。今日も寝坊して昼からです (・ω・)コラ!
六甲ケーブル代がもったいないからもっと効率よくまわれよ自分。まあでも何回乗っても六甲ケーブル楽しいからいいんだけどね。
今日は、私的メイン会場「六甲高山植物園」へ行ってきました。
まだ行っていない他の有料会場に先に行こうかとも考えたのですが、前回「森の音ミュージアム」を最後に回して時間が足りなくなった反省から、今日は高山植物園だけ行きます。
ついつい楽しみは最後にとっておくタイプで、ショートケーキの苺も最後に食べる派なのですが、だいたい失敗するので今日は本命から行きます。
もし時間が余れば、他の会場にも行くかもしれませんが、たぶん余りません。
高山植物園好きすぎて、お花ばかり見ててなかなかアート作品にたどり着かないことが予想されます。

本日の園内マップです。
キイジョウロウホトトギスが大きな字になっています。本日のスター選手でしょうか。
屋外のアート作品
今日の第一目的はあくまでもアート鑑賞なので先に作品を見ます。時間なくなるといけないのでお花を後回しにしました。

遠山之寛さん 「(semi)sphere」
石灰石由来の紙「HAQUR」と折り紙構造を用いて球体を作り、自然への影響を最小限に抑えているそうです。

「命のかけら」
この作品は神戸六甲ミーツ·アートのこどもプログラム作品で、子供たちが木枝をひとつずつ当てはめ、狙いと偶然が交わりながら、ひとつの大きな作品が作られます。ワークショップごとに作品は増え、経過とともに変化し続けるアートとのこと。
子供ってみんなアーティストですよね。

Winter/Hoerbelt(ヴィンター/ホルベルト)さん「Embodiment of Banality(ありきたりさの現れ)」
中に入って休憩できる大きな鳥カゴのようなパビリオンと、その前にはブロワーを持って清掃作業をする労働者の彫刻があります。何を語りかけているのでしょうか。

風の環さん「しらす、山に昇る」
山に設置したセンサーの気象データにより人工光を変化させ、目に見えない“風”を視覚化することで環境への意識を促す作品です。2025年公募大賞グランプリ作品。
屋内のアート作品



お土産屋さんの「ショップ アルピコラ」の奥の部屋には中村萌さんの「SilentJourney」が展示されています。写真は一部ですが、とても愛らしい木彫りの作品が数点あります。どれもなんとも言えない表情ですが、作者さんの作品に対する温かみが感じられます。
ショップの奥にあるのでお見逃しなく。
高山植物園の秋のお花たち
前回来たのが8月中旬でしたので、1か月半ぶりくらいです。すっかり秋のお花になっていました。人間どもが「いつまでたっても暑いなー#」って文句言ってる間にも、植物たちの時間は進んでいます。

↑キイジョウロウホトトギス
和歌山県の紀伊半島南部に自生するホトトギスの仲間。
“キイ”は紀伊半島のキイ、上臈(ジョウロウ)は貴婦人とか格式高い女性のことで、「紀伊上臈ホトトギス」だそうです。存在感のある優雅なお花でした。

↑ホトトギス

↑キバナノホトトギス

↑アケボノソウ

↑カリガネソウ




↑フジバカマとアサギマダラ
アサギマダラは、日本産のチョウで唯一渡りをする種で、直線距離で1,500km移動した記録もあるそうです。秋にフジバカマの花の蜜を吸うために集まってきます。フジバカマはアサギマダラにとって重要な蜜源植物。近年では野生種が減少していて、保護活動が行われているそうです。
とてもきれいな蝶で、優雅にふわふわ飛んでいました。あんなふわふわ飛行でそんな長距離移動するなんてスゴすぎます。フジバカマを栽培してアサギマダラちゃんの休憩場を作ってくれている六甲高山植物園さんに感謝です。

↑ジャコウソウ

↑ツリガネニンジン

↑イワシャジン
ツリガネニンジンよりお花が少し大きくて色が濃い紫です。

↑シクラメン・ヘデリフォリウム
原種のシクラメン。お花屋さんでよく鉢植えで売ってる華やかな園芸品種のものとくらべると小さめで華奢。うつむき加減で奥ゆかしく咲いています。
アルパインハウス内で原種シクラメン展も開催中でした。

↑サワギキョウ

↑ヤマトリカブト
毒草で有名なトリカブト。こんなにもキレイなお花が咲くなんて知りませんでした。

↑フジアザミ

↑ツルニンジン

↑ミズヒキ

↑サクラタデ

↑シラネセンキュウ
お花は春が多いと思っていましたが秋もめっちゃ多いですね。下界では見ない初めて実物を見るお花も多くて感動しまくりでした。
まとめ

案の定、時間余りませんでした。アートに秋のお花に高山植物園盛りだくさんでした。貴重なアサギマダラ🦋にも会えて大満足です。アート作品もみんな良かったですが、特に中村萌さんの木彫り人形は、高山植物園にもともと住んでいる森の妖精みたいでした。
驚いたのは帰りの六甲ケーブル。夕方の時間でしたが超満員。こんなに混んでる六甲ケーブルは初めてです。まさかの立ち乗り。立って乗ってもいいんだ。そのあとの神戸市バスもケーブル降りた人がそのまま乗るので超満員。途中の神戸大学などのバス停は待ってる人いっぱいいたけど満車のため止まらず通過していました。
六甲山、秋はお客さん多いのかな。高山植物園はいつも通りくらいでしたが、ミーツアート見に来た人も結構いるみたいでした。17時前であちこちから下山する人が重なったようです。ちなみに平日木曜日です。土日はもっと混むかもですね。もうちょっと早めに下山したほうが良さそうです。