
近所に宮内公園という隠れた梅の名所があります。もともとあった民家の庭を日本庭園風に整備した、和の雰囲気漂う小さな公園です。住宅地の中にひっそりと佇んでいます。阪神・出屋敷駅から徒歩約5分で来れるので、気軽に立ち寄ることができます。

面積は約1,000平方メートルで公園としては決して広くはありませんが、元個人宅だと思うとかなり立派なお宅ですよね。特に受付とか入場料とかもなく、誰でも自由に入って見ることができます。

もともとは樽谷冨蔵さんという、尼崎の実業家の自宅跡で、茶室とお庭だった場所を整備して公園として公開されています。樽谷さんは事業で成功し、尼崎市の緑化公園協会など、いろんな団体の要職も務めた立派な人物だったそうです。
そんな立派なお庭を気軽に散歩できる公園として、公開してくれているのは嬉しいですね。

とても綺麗に整備されていて、静かで落ち着いた趣ある空間です。

園内には約15本ほどの梅があり、例年2月下旬ごろから見頃を迎えます。

こじんまりしているので、お庭を散策する感覚で枝いっぱいに咲く梅の花を間近で見ることができます。


梅だけでなく、木瓜の花も咲いていました。

この公園には、「思いのまま」という、一本の木に紅と白、二色の花を咲かせる珍しい品種の木が一本あります。最初(2月18日)に来たときは、他の梅はちょうど見頃でしたが、「思いのまま」だけがまだ咲いていませんでした。

今日(3月11日)に来てみると、他の梅はほとんど終わっていて、「思いのまま」だけが咲いていました。

咲く時期も「思いのまま」というか、気まぐれなのかも知れません。

阪神間で梅の名所といえば、岡本梅林公園が有名で規模も大きいですが、個人的にはこの宮内公園の方が近いし人も少ないし、静かでゆっくり梅を眺めることができるのでお気に入りの場所です。こじんまりとしていますが、風情のある穴場の梅スポットです。
すぐ近くには蓬川が流れていて、梅を楽しんだあと、そのまま蓬川緑地をのんびり歩くお散歩コースとセットになっています。
